濃淡のままに暮れゆく夏の空





須賀敦子全集5に収録のウンベルト・サバ詩集より。
「軽くて漂うものたち」という詩の最後の部分。

  きみたちは知っている、友らよ、ぼくも知っている。
  詩も、シャボン玉と同じで、
  まっすぐに昇るのもあり、だめなのも、ある。