御堂筋歩き通して法師蝉
死ぬことをふつと思つて秋彼岸
道化師の顔逆光に夏の果て
涼風や流砂に沈む月宮殿 清麻呂の卵と見しや梅の花 岩田青崖 清麻呂の句などもありぬ鬼やんま 花籠のある部屋にをり原爆忌 かく一生終る線香花火かな 縁紅き蓮の命の重さかな 風やある少し動きし青簾 詩のやうな俳句好んで雲の峰 黄泉にゐて聞いてゐるのか蝉…
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