片陰を伝ひ聖堂見に行けり 指貫を掌にころがせば鬼やんま 音のない午後過ぎゆけり金魚玉 花氷上りかもめは未だ来ず 白玉や薩摩切子の色映し 時計草びつくり箱のなかの闇 平成の里とびとびの植田かな アパートに黒人霊歌夜濯ぐ
わたしにはなくていい人梅雨に入る
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