2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

玉敷句会(於キャンパスプラザ京都) 吟行:枳殻邸席題「全」 冬の日の全てセピアになつてゆく 硝子戸に沙翁全訳並べをり席題「限」 悪声の限りを尽くし鴨あそぶ席題「押」 寒鯉の水脈押し合ふて消えさらず自由 銹びてゆく雑木林に寒鴉 我がために購ふものな…

この頃は譲つてばかり木の葉髪

山茶花をこぼち散らして苔の庭

枯葉踏む小道誰にも行き会はず

今日はSさんの忌 眼差しを真似してみても冬の霧