2003-09-01から1ヶ月間の記事一覧

秋麗の街信号はすべて青

コスモスやペンキ剥げゆく記念館

菊日和山で遊びし想い出は

栗飯の大きを愛でてねぎらへり

A・S・バイアットに 二句 龍淵に潜む國へと旅立たん 龍淵に潜む英雄物語

芒濡れ泥まみれになつてみたし

燈火親し眼鏡かけたり外したり

ボール追ふ藪にひつそり実むらさき

思ふことよ少なくなりし衣被

身に入むや夢見ることも忘れしか 夕暮、大きな虹をみる

雨音のベランダより来肌寒み

すでに滅ぶ。それでよしと思ひつつ 糸瓜忌や男の尊ばれし國

蚯蚓鳴くおなじところを読んでをり

神域を流るる水も澄みゐたり

気比の松原 シルエットクイズか(笑) 鳶の舞う浜にて 松籟やおのれ捨てたき秋の海 敦賀を散策

十八年前のこの夜はキタで歌へり六甲颪 爽やかに瞼の濡れる今宵かな 臥待や泪でかすむ十八年 田淵バッティングコーチ きちこうや涙もろきも男かな

ポプラの句会(http://www2.comco.ne.jp/~mihokoyo/)に三句。 兼題「団」 曲馬団世界の果てに秋夕焼 季題「秋耕」 秋耕や雑木林を望む野辺 自由題 陵をピンボケにして芒かな

ひたすら待つ心――月を? よきことを立待月の浪花かな よきことのすぐそこにある十七夜

十六夜や象嵌として金の暈

コンドルは飛んでゆく聴く良夜かな 鎮魂911

踏み惑ふ柔き足元竹の春 森の奥に竹薮あり むかしはきちんと手入れされてた森の小道が、いまでは笹に蔽われて歩きにくいこと。このあたりマムシが出るんだよね。棘にさされ蜘蛛の巣だらけになって歩く。「森の人」にはなれそうにない。(笑)

天空のコバルトブルー鳥威し

秋団扇むかしのヒットソングなど

独り言こらへてをりぬこぼれ萩

友垣に逢ひたい釣瓶おとしかな

信楽の粉引大皿鰯食ふ

きちきちの飛ぶや小道の石佛

今日の一句は獺麟川句会リーグへ。お題は「他人」。これは難題でした。 暮れ残る花野他人の影長き

秋の蚊やこころの中に波紋あり

ゑのころや明日のことは明日にする