2003-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ざる蕎麦を四枚食べし五月尽 土曜日はざる食べ放題の蕎麦屋大阪にあり

二三人追ひかけてゐる夏帽子 台風接近、風つよし

かぐら川さんの「めぐり逢うことばたち」、今日のことばは「多佳子忌」でした。 http://www3.diary.ne.jp/user/325457たまたま今日は与謝野晶子の命日でもあります。ぼくの方はこの大好きな歌人を偲んで―― われになき多情多恨や晶子の忌

ひろびろと空を映せる代田かな

今日の一句はぽぷらの仮面句会に出句。テーマは「色」 色恋の沙汰を忘れずアマリリス

さみだるる室内暗きカフェのドア

さわさわと茅花流しの渡りゆく

大賢も大愚も居らず草茂る うっかり読み飛ばしていたら、今月号の「蕗」で主宰がぼくの句をとりあげておられることを教えられた。今月とってもらったのは二句なので、まさか主宰の句評欄に載るとは思ってもいなかったのだ。 句は、3月のぽぷらに出した 雀の…

明易し机のうへの辞書その他

アメリカンチェリー薄手の硝子皿

留守居して花茣蓙に寝る男かな

声嗄れや夕べの町に蚊食鳥 風邪少し回復

羊蹄の花かなしめり愛されず 羊蹄:ぎしぎし

目瞑れば幻影として火取虫 解熱剤で仕事

夏風邪や微かにゆれる歩道橋

萍やこころのしこりほどかれず

えごの花坂よりみゆる奈良の山 傘をさして歩く。白い花が雨に濡れて可憐だ。思わず折りとって手に 提げて帰る。たぶん、「えごの花」だと思うのだが。

アイスティーグラスのくもりコラム読む

おもひやり欠いてしまひし花くぬぎ

ぽぷらの句会締め切り

草笛 草笛の巧い弟へたな姉 声 外野席声を帆に上ぐ夏の月 自由題 生きること死ぬることなど蛇の衣

ふんふんと相槌を打つ茄子漬

車窓より吹き入る風や五月来る ヨドバシカメラのADSL体験コーナーでこれを書く。

大阪は一望雨の五月かな

墳墓訪ふ駅の置傘若葉雨 降ったり止んだり、古市へ

まつすぐな道上り下り谷若葉

ピンインを一日読んで柏餅 柏餅の柏はピンインでは「百」と同じ読み「パイ」だが、その意味は「ひのき」。中国の人は、へんなお菓子を食べるなぁ、と思っているかな。

知覧より海の絵葉書鳥交る

藤棚の仄かなれども蜜薫る

汝もまた夫を探すか黒あげは 昼食がえり朝日放送の横の公園で黒い小型の蝶を見た。正確な名前は知らない。羽の尾っぽのあたりに青い斑が散っていた。と、しばらく歩いてウェスチン・ホテルまで来ると、また同じ種の蝶がひらひら。さっきの蝶がここまで飛んで…

華やぐや一樹一樹の花みづき