小春日やクレーン倒れて來はせぬか
手のひらを捻つて合わせ冬日和
湯豆腐や思ひ違ひの多きこと
目つむればどこなと眠る枯野原
久女忌やけふは鉛筆尖らせて
霜夜児は見守られつつ安睡せり 安睡(やすい)
草臥れる自慢話や小夜時雨
嬰児にはるかな慈愛オリオン座
おでん鍋ふと思い出す人もゐて
達磨市老耄ばかり視てしまふ 老耄(おいぼれ)
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