2008-07-08 ■ 肌掛けも蹴つてしまへり夏休み 接骨医といふ人知らず鱧の皮 炎天の坂を上れば異人館 梔子の花よごれけりたまゆらに 湯加減を幾度問はれむ帰省かな 送り梅雨駅の下なる古書の街 をさなごのふぐり小さき黴雨かな