ふらんそわ句会(於・ウイングス京都)
「勝」
勝新の市の好める根深汁

「泥棒」
毛糸編む泥棒猫と呼ばれけり

「シルク」
凍港のシルクの朝の銀の匙

「房」
花八ツ手「阿房」の字面あたたかし

「丼」
腹掛の丼に銭年の市

「人前」
人前を飾る気もなし今朝の冷え

自由
この序奏ほら何だつけ降誕祭
片意地を張つてはみたが冬の暮